Dahon Boardwalk D7のブレーキを修理する

30.趣味

前回のクランク・チェーンリング交換を経て快調にチャリ通してます。
サイコンはロードバイクにしかつけていませんが、通勤のたびにiPhoneのStravaで計測したところざっくり700㎞くらい走っているようです。(片道4.5kmくらいなので、80往復ちょいくらいでしょうか?)

ちなみに超余談ですが、少し前にヒルクライムに行ってケイデンスの重要性を知ってから日々のトレーニングついでにケイデンスセンサーだけつけて、とにかくローギアで80~90維持で通勤を繰り返します。

Bitly

ちなみに、StravaはサイコンなしでのBluetoothセンサーを同期させるのを「安全性の理由」で停止したようなので、Wahooアプリを連動させて、センサー⇒Wahoo⇒Staravaという形で連動させてます。

さて、すごく前置きが長くなりましたが、ブレーキの修理記録です。Dahonに限った話ではないので参考になるかと思います。かくいう僕も「dahon boardwalk ブレーキワイヤ」とかで検索してたクチですが、たぶんワイヤ交換は必要ない気がします。

まずブレーキの状態を確認する。

何よりこれが最初です。結構ワイヤの引きしろ調整なんかもしていたのですが、こんな状況です。

左側:まぁまぁイッてる状態。
右側:相当イッてる状態。もはやブレーキとしてダメ。

見ての通り、左(後輪)はギリギリ機能してますが、右(前輪)はほとんど機能してません。ちなみに右は修理中に取った写真なのですが、一応ケーブル調整は外れる直前まで引き込んだ(絞った)状態です。

わかりにくいですが、ネジがブレーキの内側に向けて飛び出している状態。これが最大まで絞った状態。

昔クロスバイクでブレーキシューを交換したことがあるのですが、さすがに700㎞ごときで通勤車のブレーキシューは死なないだろう、という思い込みでブレーキワイヤ交換を思いつき、とりあえずシューとブレーキワイヤを買うことにしました。

どのブレーキシュー・ブレーキワイヤを買うか

ネットで調べてみるとSTIレバー(ロードの曲がったやつ)はロード用、それ以外はすべてMTB用とのことだったのでシマノのMTB用のものを2セットずつにしました。

Amazon.co.jp
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とりあえず、ブレーキワイヤは最後の手段で、まずはブレーキシューを交換することにします。ちなみに人柱的な感じですが、結果としてDahon BoardwalkはVブレーキの通常ブレーキなのでこのセットで問題ありませんでした。

ブレーキシューをとりあえず変えてみる(が、問題が起きる)

もはやクロスバイクで一度やっているので慣れたもので、とりあえずVブレーキのロック部分をリリースして、アーレンキーを突っ込んでぐりぐり回して取り外します。

リリースした状態
アーレンキーをつっこんだ状態

ぐりぐりと回して外した後、シマノの新品シューと既存のシューを比較してみるとこんな感じです。
(マニアックですが、Dahon Boardwalkは泥除けがついてないのですが通勤時にパンツに泥が跳ねるのでメルカリでフェンダーを買ってつけてます。)

すり減ってる・・・?

正直な感想として、ネットで調べたところ、ブレーキシューの溝がなくなったら寿命、ってことだったのですがどう見ても寿命とは思えない。。。(元の状態は記録してませんが。。。)

うーん、、、と思いつつとりあえずリムのアタリを調整しながらささっと取り付けてみます。

取り付けた状態。

Vブレーキのリリースを再度羽目直してみたところ、、、全然ハマらない。。。からシューをずらしてリリースをはめてからシューを付ける、というちょっとした荒業で作業。

どうみてもリムとシューのスペース(クリアランス)が小さいような。。。。と思って車輪を手で回してみたところ。。。。全然回らない!!!

Dahonのパーツは特注品が多い、ということは調べていたのですがまさかクリアランスが違うとは。。。ということで、古いシューのスペーサー(シューを取り付ける部分とシュー自体の間に挟んでいる金具)とを比較してみると。。。。

左:Dahon 右:Shimano。全然違う。

シュー自体の高さはさほど差がないように見えたのですが、スペーサーがこれだけ違うとさすがに影響が出るようです。というわけで、Shimanoの新品シューにDahonのもともとのスペーサーだけ移植してクリアランス確保する作戦を導入。これがばっちり決まって、ちゃんときれいに回るようになりました。

最後はブレーキの鳴きが出ないように、ハの字調整をします。

シマノの厚紙を1/3程度のところまで挟む
逆側も同じく

挟んだ状態にして、この状態でブレーキを引いて固めた状態にしてシューのボルトを本締めします。(書き忘れましたが、最初の調整は仮締めです)

こうすることで、車輪が入ってくる側がすこし余裕が出た状態でブレーキが締まるため、鳴きが出なくなります。これを知らずに前回のクロスバイクのブレーキ交換では鳴きまくりで困ったので反省はちゃんと活かします。

続いて後輪も交換。(が、もっと大きな問題が起きる)

同じ要領で後輪の交換も進めていきます。

が、なぜかここで大きな問題が。。。。

クリアランス良好
え、クリアランスありすぎ・・・

首尾よく交換が終わって試乗してみたところ、なんかおかしい。。。。と思ったら、なぜか後輪ブレーキが周期的にウネウネ動いている。。。つまり、このクリアランス差、、、いわゆるホイール振れが起きているようなのです。。。

さすがに変えたシューを削り取るような設定にしたくないので、ケーブルを緩めてみるものの今度は当初問題だと思っていたブレーキの緩さ(引きしろ)がダルダルに。。。

解決策は一つで後輪のフレ取りってのをやるしかない、というのは分かっているのですが、フレ取りをするためにはフレ取り器具ってのがまた必要になりますが、これはさすがに利用頻度に比べると高い。。。

Bitly
Bitly

とりあえずまた乗ってみてブレーキが気になったらフレ取りに出すかなぁ、、、という問題を抱えたまま終わりました。

ブレーキがおかしいと思ったら。。。。

とりあえずワイヤがおかしい、ということは一年くらいでは起きにくいので、とりあえずシューだけ交換することを検討するのが良いかと思います。シュー交換は簡単にできる修理の一つでもあるので、興味がある方は使う工具もレンチだけなのでぜひ挑戦されるとよいかと思います。

Bitly

これも余談ですが、アーレンキーは球がついているものが使い勝手良いので超おすすめです。(携帯用の小型のものは常に持ち歩いているのですが、あくまで現場修理用ですね)

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