ディレイラーハンガーを修理する

ロードバイクを買う前には、前のエントリでも書いた通りクロスバイク(Q4)に乗っていました。最近、近所のスーパーで買い物しているときにカギをかけずに置いておいたら、10分足らずで盗難にあいました。。。

が、そんなことを言っても仕方ないので、当時Q4のディレイラーハンガーが曲がっていたのを修理した記録です。

ちなみに、最後に書きますが、ディレイラーハンガーの修正は自己責任ですので、その点だけはご理解ください。

ディレイラーハンガーとは?

はい、まずここからですよね。僕もディレイラーハンガーって調べてもよくわからないまま作業して、終わった後にすべてを理解したパターンです。

ディレイラーハンガーというのは、「フレームとリアディレイラーを接続する金属板」です。よく車体を見てみるとわかるのですが、リアディレイラーのネジはフレームに直接ついておらず、間に変な金属が入っているのがわかると思います。絵的に言うと、下の黒い板です。

ディレイラーハンガー

ここからは聞いた話ですが、昔(クロモリ時代)はフレームにリアディレイラーが直付けされていたらしいです。右側に転倒してリアディレイラーに内向きの強い力がかかると、フレームに強い力がかかってフレームが曲がってしまいます。フレーム自体が曲がると修正が困難なので、間に柔らかい金属を挟むことで、転倒時の衝撃をディレイラーハンガーが受け取ることでフレームへのダメージを減らす、という構造になっているようです。

なおよく知りませんが、リアディレイラー自体は相当固く作られているそうで、ディレイラーは壊れにくいんだそうな。。。

ディレイラーハンガーが曲がるとは?曲がると何がまずいのか?

さて、ディレイラーハンガーが曲がる、というのは上述の通り転倒してハンガーに強い力がかかってしまい、正常時ではなく内側にディレイラーハンガーが曲がった状態のことを指します。

ちなみに曲がっても変速できますし、普通に乗れます。が、超危ないのと使えるギアがかなり限定されるという事態が起きます。

早速ですが、以下が僕のディレイラーハンガーが曲がった状態のバイクになります。

ハンガーの曲がりによってプーリーが正しい位置にない状態

よく見るとわかるのですが、ディレイラーの下についているプーリーの場所が3段目の下くらいに入っているのがわかります。ちなみにこれを一番軽いギアまで入れると、プーリーがホイールのスポークに干渉します。最悪の場合、スポークが折れたり、ディレイラーが壊れたり、とケガにもつながります。

なので、これを修正していくことが必要になります。

どうやって直すのか?

まず、リアディレイラーの構造を理解しておいたほうがいいのですが、簡単に図にするとこんな感じです。

左側の図のように、ギア(青)に対してプーリー(赤)が移動してシフトチェンジをしています。ディレイラーは右側の図でいうと、プーリーがどこまで左右に動かせるか、というのを設定することで機能します。なお、ギア間の移動に関してはディレイラー自体(というかシフター)がやってくれるので、あまり考えなくてよいです。また、シフトケーブル自体は一番重たいギアの時が一番伸びており、一番軽いギアの時が一番張っている状態になります。なので、シフトケーブルが切れると、ギアは勝手に一番重たいギアになります。

ちょっとマニアックになってきましたが、普通にちゃんとシフトチェンジできる場合は、一番軽いとき・一番重いときのギア位置、稼働幅はちゃんと設定されているので、ディレイラーハンガー修正の時は、この設定はいじらない、という前提で行きます。(これ以上突っ込むとディレイラー調整の世界に入るため。。。ただ、調整は必要なので、最後にちょっと触れます)

まず、ハンガーがゆがんでいると前の図の通り本来あるべきプーリーの場所にプーリーが来ておらず、ハンガーが曲がっていることで正しい位置に来ていない、ということが起きています。これを、“力業”で直します。使う工具はこういうやつです。

まずディレイラーを取り外してしまいます。普通にアーレンキーを突っ込んで外せます。見ての通り、チェーンも付けたままでいけます。

アーレンキーを突っ込んだ図
ディレイラーを外した状態

続いて、先ほどの修正工具をディレイラーがついていた場所にそのまま取り付けます。

修正工具取り付け

要はハンガーがまっすぐになっていればいいので、修正工具についている棒の先とリアホイールリムの距離が一定になっていれば、ディレイラーハンガーはまっすぐついていることになる、という超単純な確認をやります。

ちなみに僕のバイクの壊れ方はこんな感じ。(左が下側、右が上側)

下リムとの距離感(修正前)
上リムとの距離感(修正前)

1.8㎝と6.5㎝なので、その差は約5cmなので、下側に過剰に曲がっているということになります。つまり、下側にあるプーリーが本来の位置よりも内側に入っているので、先ほどのような状態になっていたわけです。

さて、この修正工具の棒を力で押し込むことでこの差をなくします。いきなりゴリゴリ直すとハンガーが金属疲労を起こして折れるので少しずつ調整します。

調整した結果はこれ。

下修正後

上修正後

4.1と3.8なのでその差0.3cmですね。だいたい5mmくらいに収めればよいらしいのでこれで修正完了。ちなみに、上下だけではなく最後に前後に関しても確認は必要です。

修正後には、そのまま修正工具を外して、ディレイラーを付けなおします。つけるときは何も考えずにつけてしまってOK。

ちなみにハンガーだけ横から撮った時の修正前後の比較。結構まっすぐになりました。

で、そのまま付けます。取り付け後はちゃんと一番軽いギアでもホイールに干渉せずにプーリーが動くことが確認できました。

修正して取り付けた後

一応修正後、ディレイラー取り付け後は調整が必要ですので、それはディレイラーについているネジを回せば調整できますので、“ほんの少しだけ”動かして調整しましょう。(基本はあまり大きく動いていない、という前提でよいです)

修正を自分で行うと何が良いのか?

二回目以降の修正を考えると、金が安いです。あと、ディレイラー周りに詳しくなるので、ハンガー以外の理由でディレイラーがおかしくなってもある程度現地で修理できるようになります。(実際、山越えしたときに転倒して自分で修正できたのは大きい。。。)

上述の通り、ディレイラーハンガーは柔らかい金属なのであえて曲がりやすく作られており、金属疲労で折れる可能性もあります。なので、自転車屋で修理に持ち込むと、ほぼ確実に交換をお勧めされます。

完全に自己責任ですが、さすがに何度も修正すると問題ですが一回くらいならいいかなぁ、というのが僕の見解です。

ちなみに費用は結構違います。

  1. 修正工具(8,000円)+工賃タダ
  2. 修正工賃(6,000円)+ディレイラー調整(1,500円)
  3. 新品ハンガー(3,000円)+工賃(1,500円)

終わりに

一応紹介しましたが、自己責任であることを踏まえても挑戦する価値はあるかな、と個人的には思っています。ぜひ気を付けてやってみてください。

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