歯列矯正始めました。

もう二か月くらい前の話なのですが、ついに始めました。

自分も結構悩んだのと、おそらく男性で歯列矯正を30過ぎてからやる、という決断をする人も少ないでしょうし、何より海外、しかもアメリカとか矯正大国じゃないところでいきなりやろうとすると、言葉の壁もあって苦しむ人が多いのでは、と思って記事にすることにしました。

ちなみに、下の方で細かく書きますが大体進捗にして10%ちょっとくらいしか進んでいないので、結果がどうなるかは分かりません。この辺りは追って記録したいと思います。

元々マスカットに居た時から検討はしていたのですが、値段が追加料金無しコミコミで2,600 OMR (70万円位)で、二の足を踏んでいました。ドバイに移ってから、やけにFacebookなりいろんなところでReferral広告を出していることもあって、試しにその医者にアポを取って訪問してみました。

中東の医療事情

ドバイというか中東全体の問題ですが、まず医者の国籍が有ります。西洋人しか信用できない、という話ではないのですが、大体の場合は、「インド人」「エジプト人」「イラン人」のケースが殆どで、西洋人に当たる確率、アラブ人に当たる確率は超低いです。普通の風邪をひいて医者にかかる場合でも、インド・エジプト・イランが多いのですが、彼らは営業してきます(名刺渡されます)。彼らは指名制なので、良い医者として指名されて金を稼ぐことが重要なので営業してくるんですよね。

ただ、問題は別にところに合って、営業は営業でいいのですが、過度な診療を実施することで医療単価を上げてくる傾向にあります。普通の風邪で行ってるのに、血圧も図るし、簡易心電図は取られるわ、レントゲン取ろうとしてきたり、とある意味至れり尽くせりな感じです。

歯医者は保険適用外になるケースもあるので、ここで大幅に要らないことを勝手にやられるとそれだけでせっかく海外で安く矯正できるというメリットが消し飛ぶことになります。途中で気づいて止められればいいのですが、いかんせん医療英語というのは相当難しくて日常会話や仕事で英語が使える人でも結構苦戦します。

というわけで結構二の足を踏んでいたのですが、広告が異常に安かったのでこれにつられて連絡してみることにしました。

経緯と始めるまで

初めは「1-2 smile」という所謂Invisalign(インビザライン)というマウスピース型矯正の広告から連絡してアポ取り開始。連絡したきっかけは、日本円にして10万円位で出来るという話が書いてあったから。メールと電話番号を書いておくったら、翌日には電話がかかってきます。電話によれば、とりあえず今かけている携帯電話番号の歯の写真を送れ、とのこと。話を聞いてみると、「1-2 smile」は症例に対する適用の限界があるとのことで、写真を見たら判定して出来るかすぐに連絡するとのこと。

ここで怪しまなかったのも問題なのですが、当然ながら自分の例はアウト。代わりに、この症例でも適用可能な「EON Aligner」というのを紹介されたわけです。後でわかった、というか考えたことですが、マウスピース矯正というのは確かに使える症例がある程度限られるようです。マウスピース矯正のポイントは、アラインメントという歯に突起物を付けて、それでマウスピースを引っ掛けて外れないようにする点にあるそうで、言葉は悪いですがガタガタの歯だと、このアラインメントが設置出来ない、という事情があるようです。

ちょっと話は飛びましたが、要は「1-2 smile」というのがそもそも釣り広告で、EON Alignerに誘導していたのでは、とさえ思ったのですが、まあやるかやらないかはこちらが意思決定すればいいので、まあ物は試し、と話を聞いてみたわけです。

結果としては、EON Alignerでも結構時間かかるかもね、という診察結果。自分の歯並びはガタガタでしたが、指摘されたこともないのでそんなに悪すぎないでしょう、と思っていたものの矯正の世界だとそうでもなかったようです。日本のときにかかりつけだった歯医者さんにも、そんなにひどくないよ、と言われていたので、これはちょっと意外でした。

あと、ポイントは抜歯はしたくない、という話をしたらIPRという歯間を1mm以下で削ってスペースを作る方法で対応可能という説明でした。

さて、気になるお値段ですが、全てコミコミで12,000 AED(40万円位)。日本に比べると1/3くらいの水準ですね。

マスカットに居たときは、抜歯をしないと多分出来ないと言われていたものが抜かなくても良かったということ、値段も半分で済むということ、を踏まえてとりあえずやってみるか、と決めてみました。

実際に始めてから

そこから先は3週間くらいの型作成期間を経て、二週間に一回のマウスピース交換前提で6つの最初のセットが手渡され、後はひたすら耐える時間に入ります。

今記事を書いている時点では、5つ目の終わり(つまりほぼ10週間経過)していますが、特に問題なく進捗しているようです。正直なところ、マウスピースを5つ変えても、ほとんど変化は目に見えませんので、モチベーション維持は結構難しいです。

先日次の4つ(11個目の前に追加のスペース作成が必要という設計だったため)を渡されましたが、先生によれば歯の動きが悪くないので、一週間交換でもいいだろう、ということになりました。ちなみに、俺の場合は全部で42枚必要らしいので、次の4つが終わった時点で25%進捗位になります。

上の方でドバイの医者の質について述べましたが、一週間でOKという判断をする前の診察はほぼ1分位。金は貰ったし、面倒な客を減らそう、という魂胆で言っている可能性は否定できませんが、ダメならダメで後で相談すればいいだけですし、既に追加料金がないということは書面でも貰っているし、3枚目位の時に事前に1週間にすることは可能かと確認してはの動き次第だけど最初の6枚は二週間でやろうと説明があったこともあって、今回は一度信用することにしました。

人柱日記になりつつありますが、ドバイでマウスピース矯正を検討されているかたはご連絡いただければ、少しはアドバイスが出来るかと思います。日本語しか話せません、という方だと少し厳しいですが、英語でやり取りする気合いがあれば日本よりも安く矯正することは出来るかと思います。

また今後定期的にUpdateしていきたいと思います。

コメント

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