最近問題になってますね、公務員のタクシー利用時にもらっちゃうビール。
ちょっと気になったので、実際に深夜のタクシー運転手さんに聞いてみました。
以下詳細(記憶で書いてるので、文言に間違いはあるかも)
こ「最近どうすか、あの問題でお客さん減ったんじゃないですか?」 運「いやー、ほんとですよ。加えて、霞ヶ関についてた個人タクシーが他所に流れてるせいで、 僕らの待ってる列も長くなっちゃって」 こ「ところで、あのビールってどこが問題なんですか」 運「いや、私もビールサービスしてましたよ。今はしてませんが。あの問題は横領だから問題 になるんです」 こ「というと?」 運「たとえば、5000円の運賃でビールを社内で提供しますよね。このときって請求額は5000円 なんですが、問題になってるタクシーは一万円とかをタクシーチケットに請求額として書き込む わけです。ビールはタダで提供してるわけです」 こ「つまり、5000円の運賃だけど、お役所には一万円請求がいくから、お客さんに5000円の キックバックが入るわけですね」 運「その通りです。ちなみに、今回の場合は問題点がもう一つあるんですよ。公務員法だと、 金・物品を受けとったらダメなんです。だからビールはタダだろうとなんだろうと実はダメ なんです」 こ「でも、サービスしてる運転手さんって居ますよね」 運「そりゃ、ひいきにしてもらいたいですし、純粋に疲れてるお客さんをもてなしたい人も いますから」 こ「なるほどね。サービスであっても、公務員に限っては違法になってしまうと」 運「そうです。私は、ビール提供サービスを始めるときに国交省に確認しましたから。 そのときは確実に、”サービスとしてなら問題ない”とおっしゃってましたので。 この問題に踏み込もうとすると、飛行機のマイルなんかも、買い物のポイントサービスも 全部公務員は受け取れないはずなんですよね」 こ「ポイントに関しても金品物として、受領したことになるからですね」 運「そうです。なのでグレーといえばグレーなんですよ。タクシーばっかり目がいっちゃうから、 困りますよ」
だそうです。
ちゃんと調べてみると、色々根深い問題なんですね。
ちなみにマイルに関しては企業の出張マイルについても、当然ながら議論はおこっているようです。
社内の専門家に聞いてみたところ、「マイルは支払対象者ではなく、搭乗者に対して付与される」という判例が過去に出ているそうです。
公務員について言えば、公務員という役職ではなく○○氏という個人に帰属するという考え方もできるので、さらにシロに近いグレーになりそうですね。
さて、この問題に対してこぐちは二つ思っていることがあります。
1.誰かしら著名人があほうなことを言う。
2.大前健一は、自分のメールで公務員問題について「私は昔から予言していた」と言う。
二つ目は、僕の個人的な経験則ですがw 大前氏は社会に問題が起きると、予言していたという発言を確実にされるので、コンサルタントの仕事が怪しい予言屋さんみたいにとられて困っちゃいます(実際、そういうことを言われたこともあるので。。)
1.については、以下。
タクシー接待について語る某氏(Yahoo!ニュース)
この人は、毎回どこまで理解して話してるんでしょうね。僕この人あんまり好きじゃありません。
最後の最後まで余談ですが、1.と2.はリンクしていて、2.の氏は1.の氏がコメントしている件について、「予言していた」発言をすでにされております。
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